飛行機内での乾燥対策~乾く人と乾かない人の差

飛行機で旅行すると、毎回決まって肌と喉がガサガサに。

喉は水をこまめに飲んだり飴を舐めたりで解決します。でも肌はどうでしょうか?

機内の乾燥対策はしっかり保湿というのが定番ですが、実はほとんど効果がありません。場合によっては乾燥するのが早まるだけなんです。

飛行機内の湿度は一桁%しかないから保湿は効かない

保湿しても無駄なの?

飛行機に乗る前にしっかり保湿しても、フライトの間にカピカピになります。むしろ保湿しないほうがマシなときがあります。

理由は、保湿成分が機内の低い湿度に負けてしまうからです。

地上で空気が乾燥している時期(秋から春先)でも、だいたい平均湿度は40~50%はあります。

東京都の年間平均湿度

ところが、飛行機内の湿度は平均一桁台。砂漠が平均20~25%とされているので、砂漠にいるより乾燥しているのです。

保湿成分は水分を蓄えて離さない性質があります。しかし、あまりに外気が乾燥していると、保湿成分の保水力は負けてしまい、抱えていた水分を外気に奪われてしまいます。

そのため、搭乗前にしっかり保湿してもすぐにカサカサになってしまいます。乾燥を防ごうとしたら頻繁に保湿し直す必要があります。

実は逆効果になる化粧水パック対策

化粧水パックはどう?

保湿をしっかりすればするほど長持ちする……と考えられがちですが、極度に乾燥した機内ではほとんど効果がありません。

やはり砂漠より乾燥しているだけに、あっという間に保湿成分から水分が蒸発します。

たっぷりと角質層に化粧水を浸透させた場合ですが、これはやらないほうが絶対にいいです。

なぜなら、角質層に無理に入り込んだ水分が、どんどん蒸発する際に角質がもろくなるからです。お風呂で指先がふやけるように、無理に化粧水で肌を満たすと、角質細胞がふやけて繋がりが弱くなります。そのため、粉を吹いたり皮がむけてきやすくなります。

さらに、化粧水が蒸発する際に肌に元からあった水分も一緒に連れて行かれます。搭乗前に潤っている感覚が強いほど、機内で急激に乾燥して湿度差を感じます。余計に肌が乾燥していると不快に思うことになります。

クリームのベタ塗りは旅行先で肌トラブルになる

テカるのを我慢してクリームをがってん塗りすればどうなるの?

クリームをがっつり厚めに塗り込めば、化粧水パックよりは乾燥が防げます。

ただ、当然見た目はテカテカになりますし、機内でのストレスが加わり旅行先でニキビ・吹き出物ができて写真に写りたくないということにも。

さらに言うと、保湿クリームを厚塗しても、乾燥が多少マシになる程度に言うほど乾燥を防いでくれません。

保湿クリームには油分が多く含まれており、これが肌の水分蒸発を防ぐと思っている人も多いでしょう。でも実際はあんまり防いでくれません。なぜなら、油分で水分蒸発を抑えられるなら皮脂がその効果を発揮しているはずですよね。

ワセリンもニベアの青缶も同じ

ワセリンやニベアの青缶とかも一緒なの?

ワセリンをしっかり塗るのが一番機内での乾燥を防げます。ニベアクリームもベースはワセリンなので同じです。

これは、肌に強い被膜を張ることで、水分蒸発を防ぐだけでなく、カラカラに乾いた機内の空気と肌が触れないことによる効果です。だから薄塗りじゃなくてしっかり目に塗らないといけません。

ただこれも問題があります。

肌をピタッと覆ってしまうため、毛穴に皮脂が溜まりやすくなり、やはり長距離移動のストレスが重なりニキビ・吹き出物ができやすくなります。当然、見た目もテッカテカです。

顔以外であれば分厚く塗っても問題ありませんが、毛穴と皮脂腺が多い顔では肌荒れ原因になりがち。

機内での保湿対策で有効な方法はない

保湿マスクとか、化粧水パックとか機内でやったらダメかな?

マスクに関しては問題ありませんが、機内で長時間付けているとかなり息苦しくなります。自分の口から出る湿気で口周りの乾燥は防げますが、何時間もその状態というのは結構つらいでしょう。

化粧水パックは先ほども述べたように、一時的の効果しかなく、機内で1時間おきにやったとしても現地に到着した時に肌の不調を感じてしまうでしょう。

濡れたタオルを座席に欠けておくという方法も聞きますが、低すぎる湿度で異常に早く乾きます。それに自分の顔の周りに水分が集まるわけでもありません。

パーソナル加湿器は使用不可能

職場みたいにパーソナル加湿器とか使えないよね?

基本的にそういった機材は持ち込めません。口に当てるタイプなら可能ですが、白い蒸気が出るような通常タイプは使えません。やはり煙に見えてトラブル発生と間違えやすいからでしょう。

それに、パーソナル加湿器というのは機内で有効になるほどの加湿力はありません。エアコンが効いた職場でも劇的な効果があるわけではありませんよね。それなりのサイズの加湿器でも100%の満足感があるわけじゃないです。

エアコンがガンガンに効いた室内でも湿度は30%以上はあります。機内は8%とかそんなんなので、とてもパワーが低いパーソナル加湿器は役立たずです。

ボーイング787なら乾燥はマシだけど……

航空会社や行き先とかの違いで湿度が高い飛行機ってない?

外気の湿度は国、地域によって違いますが、高度1万mという位置だと世界中一緒です。エアコンの空気は外気から取り入れていますが、行き先の違いで湿度は変わりません。

航空会社による違いもほぼないと言えます。使用している機体が古くてエアコン効率が違うというのはあるでしょうが、飛行機内の湿度が下がるにはちゃんとした理由があるため、湿度が上がらないのではなくてわざと下げている問題があります。

ただ最近は、機体によって湿度が高いものがあります。

それがボーイング787です。

この期待はカーボン素材を用いた複合素材で構成された最新機種。燃費がいいという話題に隠れていましたが、実は湿度が他の機体より大幅に高いのです。

旅客機内の湿度が低いのは、湿度が高いと金属部品が錆びやすいからです。あくまで安全性重視なので、人の肌と喉は犠牲になってもらっていたわけです。

しかしボーイング787はカーボンを多用しているため金属部品が少なくなっています。だから湿度を多少上げても問題が起きません。

とは言っても、その湿度は25%ほど。やはり砂漠の平均湿度レベルなんですよね……それでも長い航空歴史の中で画期的なのですが。

ボーイング787が革新的な12の理由(後編)

ヒアルロン酸やコラーゲン保湿が機内で効かない理由

毎回ボーイング787とか無理だよ。LCCとか絶対787じゃないし……もう機内の乾燥対策方法ってないんじゃないの?

ボーイング787でも砂漠レベルの湿度なので、やはり乾燥する人はします。乾燥で肌がチリチリするような感覚が軽くなるくらいかも。

では何ができるのかというと、そもそもの保湿方法を変えてしまうのが一番効果的です。

保湿をたっぷりしても一時的で機内の低い湿度に負けると書きましたよね。これは保湿成分が外気湿度に負けるからです。

水分というのは乾いている方に引っ張られます。少し濡れたタオルと、ビショビショのタオルを重ねると、少し濡れたタオルの方に水分が移動します。

だから、ヒアルロン酸やコラーゲンといった保水成分も外気湿度が低すぎると水分の綱引きに負けてしまいます。

またこういった成分は水分を失うと、当然水分が取れる場所から吸い取ろうとします。外気に水分がないとなると肌になります。保湿をしっかりして頻繁に塗り直しているのに、なぜか肌がカサカサに乾燥するという人は、こういった保湿成分によって逆に肌水分を奪われている可能性があります。

でも、湿度が限りなく低くても、外気との水分綱引きに負けない成分があります。これが、飛行機内での最高の乾燥肌対策になります。

セラミドなら海外10時間超フライトでも乾燥しない

湿度が低くても耐えられる保湿成分って何?

セラミドです。

セラミドは湿度0%の環境でも水分を離しません。

ハワイだろうが、フランス、イタリア、イギリス、ドイツ、サンフランシスコにニューヨーク……最大15時間ものフライト時間でも肌が乾燥しない人がいます。

その人の肌にはセラミドが多いから乾燥しないんです。いくら上からヒアルロン酸やコラーゲンを塗り重ねても、セラミドが少ないなら外気に水分を持っていかれてカサカサ肌になります。

セラミドは外気に触れやすい部分にあるから強い

なぜセラミドはそんなに強いの?

ヒアルロン酸やコラーゲンは、水分を自らに取り入れる形。それに対してセラミドは、セラミド同士が水分を挟み込む構造を取ります。

この差は大きな違いを生みます。

ヒアルロン酸やコラーゲンは外気に影響されます。ゼリー状の消臭剤がありますが、あれはヒアルロン酸とほとんど同じポリマー素材でできています。時間経過と共に水分と中の薬剤が蒸発していきます。外気に触れているからどんどん水分を引っ張られていくのです。

一方、セラミドは油脂でありながら、水分とくっつく親水性を持っています。この性質により、水分を内側に挟み込みます。セラミドは肌でこの構造を何重にも持つことで、外気に影響されにくい保水性を発揮します。

ヒアルロン酸やコラーゲンは主に、肌の奥の方で保水している成分です。普段は外気に触れることがないため、外気に影響されない性質を持つ必要がありません。

でもセラミドは肌の一番表面である角質層の中にあります。常に外気に影響されやすいため、水分を持っていかれないような特性を持っています。

セラミドが角質層内に十分ある人は、カラッカラに乾く飛行機内でも肌水分をそのまま維持できるのです。

セラミド保湿化粧品以外の機内乾燥対策に使える成分

セラミドの保湿化粧品を塗ればいいのね?

ヒアルロン酸やコラーゲンよりセラミド配合の保湿化粧品のほうが飛行機内で乾燥しません。これは確かです。

ただ、別にヒアルロン酸やコラーゲンであってもセラミドのように保水を維持させることは可能です。

角質層にはセラミドを中心とした細胞間脂質があります。基本的に油溶性の成分しか受け入れないため、ヒアルロン酸やコラーゲンは弾かれてしまいます。ナノ化して浸透させてもあまり維持力がないのは、角質層内で安定せず吐き出されてしまうからです。

だからナノ化という技術は有効であるものの、角質層内で長時間働くという点では問題が残っています。

必要なのは、セラミドと同じく、細胞間脂質内で嫌がられずに長時間滞在できる特性です。

その点ではリポソームという技術が合致します。リン脂質で作られたカプセルで、細胞間脂質と同等の構造を取るため弾かれずに馴染みます。このカプセルでヒアルロン酸等の保水成分を包むことで、セラミドのように長い保水力を発揮できます。

当日にセラミド保湿だけでも違う!

飛行機に乗るどれくらい前にセラミド保湿化粧品を塗ればいいの?

旅行の度に機内での乾燥が気になるなら、搭乗前に塗るというのもありでしょう。

でもそこまでしなくても、今からセラミドを増やすスキンケアをしていくことで、別段に工夫しなくても機内での乾燥はかなり緩和されます。

というのは、飛行機内で肌が乾燥してしまう人はセラミド不足なわけで、それを旅行に行く前から増やしておけばいいからです。

その上で、搭乗前に軽くセラミド保湿しておけば不安はありません。

ヨーロッパなど6時間以上の長時間フライトになる場合は、機内持ち込みでセラミド化粧水と美容液かクリームを持ち込んでおくと安心です。

国際線の場合は液体の持ち込み制限が厳しいので注意。100ml以内の容器に入れて、透明の1リットル以下のケースに入れてセキュリティチェックを受ける必要があります。100ml以下ならトラベルセットかトライアルセットが該当するので、これを別途用意しておくと移し替えの必要がなくて便利です。

液体物の持ち込みについて(国際線)

機内で乾燥しない人はセラミドを減らす行為をしていない人

なぜセラミドが多い人と少ない人に分かれるの?

肌質も多少はありますが、ほとんどは後天的な理由です。

コラーゲンは肌のハリに必要でみなさん増やしたいと思っていますが難しいですよね。でもセラミドは肌の外から補えます。

これを逆に考えると、増やせるということは意識的に減らすこともできるということです。

飛行機で長時間フライトしても肌が乾燥しない人というのは、普段の生活でセラミドが増えるようなことをしているわけではありません。セラミドを減らす行為をしていないだけなんです。

ハワイに行くくらいの時間でバリバリに乾燥してしまう人というのは、それだけセラミドを減らす行為を毎日しているからです。

喉や鼻というのは個人差があれど、みんな乾燥します。これは粘膜なのでセラミドのような機能がないからです。でも肌に関しては、普段の行いで差が出てしまいます。

機内で乾燥する人は洗顔とクレンジングが原因かも

何をしたらセラミド不足になるの?

セラミドは脂質なので、洗顔やクレンジングで大幅に減ります。飛行機内での乾燥肌に限らず、日常での乾燥症状もほとんどこれが原因。

続いて大きな原因となるのが寝不足とストレスです。

セラミドはごっそり減っても元の量に戻ります。ですが、大半は寝ている間に作られるため、寝不足になると量が戻りません。

1.洗いすぎでセラミド減少 → 寝不足で量が戻らない → セラミド不足で乾燥肌になる
2.洗いすぎでセラミドが大幅に減少 → ぐっすり寝ても回復しきれない → 同上

というどちらかのパターンです。

ストレスは睡眠不足と同じ結果になります。肌の作り変え(ターンオーバー)は自律神経とホルモンバランスに大きく影響されます。女性が生理の度に肌が荒れるのはこのためです。

また、セラミドは角質細胞同士の隙間にあるため、角質を剥がす行為でも減少します。

洗顔であまり肌をこすってはいけないのはこのためです。界面活性剤で角質が一時的に緩みます。そこに摩擦が加わると剥がれやすくなり、一緒にセラミドも流れ出てしまいます。

ただこれも考えもので、いくら優しく洗えたとしても、洗浄成分が肌に付着している時間が伸びては意味がありません。泡洗顔にすると摩擦は避けられますが、洗顔時間が大幅に伸びてしまいます。洗顔は優しく丁寧にやっていると自信を持っている人が案外と乾燥肌です。この場合、だいたい泡洗顔をしている人が多いのです。

毎日セラミド保湿していても機内で乾燥することはあります

毎日セラミド保湿しておけばセラミド不足なんてありえなくない?

基本的にセラミド保湿を毎日しておけば、急に旅行や海外出張になっても機内でそんなに乾燥しません。

ただ、洗顔とクレンジングで普段から洗いすぎていたら、毎日セラミド保湿していても機内で乾燥する可能性があります。

なぜなら、セラミド保湿は100%有効になるわけではないからです。

洗顔とクレンジングのやり過ぎは肌に危機感を与えます。肌はセラミドが減少したことを検知し、バリア機能低下を自覚します。

バリア機能というのは、肌を刺激から守る機能。これが角質細胞とセラミドによる水分維持によって構築されています。

バリア機能低下をすぐに回復させるために肌はターンオーバーの周期を早めます。新しい角質細胞を送り出して肌を厚くしようとします。結果、キメが荒れて角質の並びが崩壊。隙間が増えてセラミドが逃げやすくなります。

この状態にセラミド保湿したとしても、洗いすぎがある限り補ったセラミドが定着しません。やはり人工的なセラミドなので、自前で作ったものより質は劣るからです。

飛行機移動するならセラミドのトラベルキットやトライアルを機内持ち込みで

普段から乾燥がひどくなければ、セラミドのトラベルキットで何とかなりそうだね?

そうですね。毎回、飛行機移動のときだけ乾燥が気になるのなら、セラミド保湿化粧品のトラベルキットを持ち込んでおけば大丈夫です。

乾燥が気になる前に軽く塗っておくだけで、機内はもちろん到着先でも肌に違和感を覚えないでしょう。

でも普段からセラミドケアはおすすめです。

ヒアルロン酸やコラーゲンがダメなわけじゃありません。これで問題ないならそのままでいいでしょう。でも、乾燥が普段から気になる、大人ニキビができる、くすみがち、毛穴が開きがちならセラミドを試してみる価値があります。

どれも角質のキメが荒れることで起きるトラブルです。キメを整えるターンオーバーの正常化には、安定した肌水分量が不可欠。これを最も効率よくケアできるのがセラミドです。

保湿しているけど効かない、肌トラブルが止まらない人は、機内乾燥対策だけでなくセラミド保湿がおすすめです。

機内持ち込みに便利な100ml以下トライアル

化粧水だけで機内快適
b.glen QuSomeトライアル

リポソームを独自進化させたQuSomeで成分をカプセル化。セラミドと同様に角質層に馴染み、長く潤いを供給し続けてくれます。

ここの化粧水は10時間以上の保水が可能。外気に負けないQuSomeだから化粧水だけでも肌の潤いを維持してくれます。肌の調子を整える生ビタミンC美容液で旅行先でのゆらぎを抑えて、写真写りバッチリの肌で時間を過ごせます。

価格 7日間トライアル1,800円(税別) 送料無料 嬉しいことに他のトライアルセットの申込みも可能。一度だけじゃないので旅行の際にトライアルを追加することも可能です。
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